歯周病について

日本歯周病学会認定の歯周病専門医が、 あなたの歯周病の完治を目指します。

歯周病とは歯周炎(歯槽膿漏)や歯肉炎など、歯と周辺組織に関わる病気を総称したものです。
歯の隙間などについたプラーク(歯垢)で増殖した歯周病菌が、歯や歯を支えている骨を溶かしてしまう恐ろしい病気で、歯を失う理由としてトップに挙げられます。
また初期段階では自覚症状がほとんどないことから、日本の約8割が歯周病患者であるといわれています。

  • 歯茎から血が出る
  • 口臭がある
  • 歯肉が腫れている
  • 歯に隙間ができている
  • 歯に違和感があり、浮いた感じがする
  • 朝起きると歯がねばついている

これらの症状がひとつでもあれば、歯周病かもしれません。
歯周病は早期発見・早期治療が何よりも最善の道です。初期段階であっても完治するには、週1回の通院で3~4カ月必要です。
しかし治療と生活習慣の改善によって、85%は治る病気でもあります。 病状が進行すればさらにご負担は増しますので、できるだけ早くご相談ください。

歯周病治療の流れ

1X線写真撮影

顎の骨の状況は肉眼で確認できません。歯周病の進行を把握するために、X線撮影による診査を行います。当院ではデジタルレントゲンを使用しており、従来よりもはるかに少ない線量での検査が可能です。

2口腔内写真撮影

お口の中を撮影し、患者さまと一緒に現状を把握していきます。

3スタディモデル

歯周病の進行によっては複雑な治療が必要になることもあります。その場合はお口全体の型を取って模型を作成し、治療計画についてご説明いたします。

4歯周基本検査

歯周病菌がたまる歯周ポケットを測定し、歯肉からの出血具合や歯がぐらつくかなどを調べます。

5スケーリング・ルートプレーニング

特殊な器具を用い、プラーク(歯垢)や歯石を取り除きます。

6歯周精密検査

口腔内写真、模型、歯周組織検査などを通じて現在の症状を詳しく調べます。

7ブラッシング指導・スケーリング・プラークコントロール

歯周病の原因を取り除き、また毎日の歯磨き指導も行います。 歯周病完治のためには患者さまご自身の協力が必要不可欠です。

8再評価

基本的な治療が終わりました。歯周病の進行が止まり、状態が改善されているかを評価します。

9歯周外科・再生療法

歯周病コントロールをさらに進めるために、外科的処置を行う場合があります。

治療例

再生療法

再生療法とは、歯周病などで失われた骨や歯肉を再生し、元の状態に戻す治療のことです。
当院では厚生労働省認可の薬剤・歯科材料を使用し、無理のない安全な再生療法を進めてまいります。

※ケースによっては効果が限定的な場合があります。

 

エムドゲイン法

歯周組織再生誘導材料である「エムドゲインゲル」という薬剤を塗布することで、歯が生えてくるときの環境を再現する方法です。

GTR法

キレイに清掃した歯周ポケットに「メンブレン」という膜を設置する方法です。
本来、人間の再生機能では骨よりも歯肉の方が早く再生してしまうのですが、このメンブレンによって歯肉の再生が阻害され、その間に時間をかけて骨の再生を促すというものです。

 

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